[WADAX専用サーバー]acmailerインストール方法
WADAX専用サーバーでの空メール・不着メールの設定方法をご説明致します。
こちらの作業はサーバーにてroot権限での操作も必要となります。
root権限での操作は、一つ間違えるとサーバーがダウンしてしまうなど大変リスクを負いますので、
作業には十分にご注意ください。
Pleskにてメールアカウントを作成
Pleskのコントロールパネルにて、空メール機能用・不着メール用・空メールフォーム登録用の
メールアドレスをそれぞれ作成します。
Pleskでの操作はサーバー業者様にお問い合わせいただくか、Pleskのマニュアルをご参照下さい。
例
1 2 3 4 | reg@ドメイン名 (空メール登録用) del@ドメイン名 (空メール削除用) autoform@ドメイン名 (空メールフォーム登録用) error@ドメイン名 (不着メール用) |
.qmailファイルを扱うユーザーの権限を変更する
Pleskでは「/var/qmail/mailnames/ドメイン名/」に.qmailファイルが存在し、
こちらにパイプ処理を設定する事で空メール機能を動作させることができます。
しかし、Plesk利用サーバーではメールの受信を行うユーザーは「popuser」というユーザーが
行っており、ドキュメントルートのフォルダの閲覧権限が750(ユーザーのみ閲覧ができる状態)
のため、qmail用のユーザー「popuser」でacmailerプログラムにパイプ処理をする事が
できません。
メール受信の際のパイプ処理に対し、
sudoにてautoreg.plやerrmail.plが実行できるように設定する事で対応します。
①ログイン
SSHでサーバーへスーパーユーザーにてログインします。
②visudo
visudo を実行し以下のような変更を行います。
1 | visudo |
(以下を変更)
1 2 3 | Defaults requiretty ↓ #Defaults requiretty |
(以下を追加)
1 2 | popuser ALL=(ALL) NOPASSWD: /var/www/vhosts/ドメイン名/httpdocs/acmailer設置ディレクトリ/lib/autoreg.pl popuser ALL=(ALL) NOPASSWD: /var/www/vhosts/ドメイン名/httpdocs/acmailer設置ディレクトリ/lib/errmail.pl |
③.qmailへパイプ処理を記述
通常のパイプ処理の記述へ
「sudo -u 【autoreg.plを実行できるユーザー名】 -H」
を加えたものを記述します。
例として空メール削除の場合
1 | vi /var/qmail/mailnames/【ドメイン名】/【メールアカウント名】/.qmail |
以下の記述を追加
1 | | sudo -u 【autoreg.plを実行できるユーザー名】 -H /var/www/vhosts/【ドメイン名】/httpdocs/cgi/【acmailerr設置ディレクトリ】/lib/autoreg.pl del |
同様に空メール登録、削除、不着メールについても
「 sudo -u 【autoreg.plを実行できるユーザー名】 -H 」
を付けたしたパイプ処理を記述します。
通常の空メール設定、不着メール設定方法はそれぞれのマニュアルページをご参照下さい。
空メール設定
不着メール設定
以上でWADAX専用サーバーでの空メール・不着メールの設定が完了します。
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2011年1月26日 | コメント/トラックバック(1) | トラックバックURL |
カテゴリー:その他サーバー別設置方法
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ロリポップでの設置方法を教えてください