不着メール設定

不着メールとはなんらかの原因によりメールが配信されなかったメールを指します。
(例:メールアドレスが存在しない、相手サーバーに拒否された、等)

acmailerではこの不着メール設定を有効にする事で
不着メールの一覧の表示やカウントが可能です。

具体的には
acmailerがメールを送信する際のエラーメールの送信先を明示的に指定し
エラーメールをacmailer側で把握させる機能となる為、
acmailerの設定を有効にした後に
サーバ側パイプ処理の設定が必要です

1.不着メール用メールアドレス作成

acmailerの設置されているサーバ上に不着メール用メールアドレスを作成します。
不着メール用メールアドレスはacmailerを設置したサーバーへMXレコードが向いているドメインの物をご使用下さい。
メールアドレスの生成方法は、サーバー管理者にお問い合わせください。
ここでは以下のメールアドレスを作成したと仮定します。

error@hogehoge.com

2.acmailerの設定を有効にする

各種設定の不着メール設定の画面を開きます。

error01

不着メール管理
使用するにチェックを入れます

①不着受信用メールアドレス
さきほど作ったメールアドレス( error@hogehoge.com等 )を入力します。

②配信停止設定
不着メールが届くメールアドレスを自動的に配信停止にする事ができます。

③不着ログ保存件数
不着のログを保存する件数を指定できます。

④パイプ処理用文字列
メモになります。acmailer側の設定には関係はありません。

以上の設定が完了したら「更新」ボタンをクリックし、設定を反映させます。

3.サーバ側パイプ処理の設定

不着メール用作成の次に、各メールアドレスに対し「パイプ処理」の設定を行います。
ここでのパイプ処理とは、プログラムへデータを渡す処理の事を言います。

3.サーバ側パイプ処理の設定(qmail編)

qmailでの設定の仕方を紹介します。

error@hogehoge.comへ来たメールは
| /home/アカウント名/public_html/acmailer/lib/errmail.pl
というプログラムへ渡す、という設定を行います。

不着メール設定画面の「パイプ処理用文字列」という項目に
qmailパイプ処理登録用の文字列が自動的に作成されていますので参考にして下さい。

qmailのパイプ処理の設定はそのメールアドレスに対応する.qmailというファイルで行います。
登録用、削除用それぞれのメールアドレスに対応する.qmailファイルの設置場所を確認し、
.qmailにはメールを受信したらautoreg.plが起動するように設定をします。

【例:不着メール用アドレス error@hogehoge.com】
.qmail-error というファイル(なければ作成する)にerrmail.plの設置場所をサーバの絶対パスで記入します。


1
| /home/hogehoge/public_html/acmailer/lib/errmail.pl

errmail.plのパーミッションは777、755などqmailの権限で実行できるように設定してください。

3.サーバ側パイプ処理の設定(sendmail / postfix編)

sendmail / postfixでの設定の仕方を紹介します。

error@hogehoge.comへ来たメールは
| /home/アカウント名/public_html/acmailer/lib/errmail.pl
というプログラムへ渡す、という設定を行います。

不着メール設定画面の「パイプ処理用文字列」という項目に
qmailパイプ処理登録用の文字列が自動的に作成されていますので参考にして下さい。

sendmail / postfixのパイプ処理の設定はそのメールアドレスに対応する.forwardというファイルで行います。
不着メール用のメールアドレスに対応する.forwardファイルの設置場所を確認し、
.forwardにはメールを受信したらautoreg.plが起動するように設定をします。

【例:不着メール用アドレス error@hogehoge.com】
.forward というファイルをパーミッション600 又は 644 にて作成し、
errmail.plの設置場所をサーバの絶対パスで記入します。


1
"| /home/hogehoge/public_html/acmailer/lib/errmail.pl"

errmail.plのパーミッションは777、755などMTAの権限で実行できるように設定してください。

不着データを更新

ここまでの不着メール設定で使用できる状態にはなっているのですが、
メール配信後、不着メール件数はすぐには反映されません。
不着メール管理ページより
「不着データを更新」していただく事で不着件数が即座に反映されます。

(※)この作業は通常ログイン時に自動的に行われるようになっています。

このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ

トラックバック&コメント

トラックバック

  1. […] 不着メール設定を有効にしている場合に必要な設定です。 不着メール用の設定をしただけでは「配信履歴」のページに不着メール数が表示される事はありません。 メール配信後、不着 […]

  2. […] 通常の空メール設定、不着メール設定方法はそれぞれのマニュアルページをご参照下さい。 空メール設定 不着メール設定 […]

コメント


このページの先頭へ